『オフィスホワイトニングとホームホワイトニング』
日本における歯のホワイトニングの定義は、「漂白加熱装置」+「高濃度の過酸化水素」を使用して歯の漂白を行うこととされており、歯科医師が希望者に診療室で行うオフィスホワイトニングと、トレー(マウスピース)等を用いて過酸化尿素等の過酸化物を歯の表面に塗布し、漂白を家庭で行うホームホワイトニングに大別されています。
『負担が掛かることのある従来のホワイトニング』
従来の漂白効果の高いホワイトニングは、高濃度過酸化水素の作用と、長時間照射により歯面温度が上昇することによる歯の脱水、変質が起こり、ザラついた白色になる場合があったり、術中、術後に、歯が痛くなったり、しみたり、さらに、歯ぐきに炎症を起こすことが多々あるため、積極的には導入できませんでした。また、輸入品の加熱装置が高価のこともあって、歯科医師は、希望者にホームホワイトニングをすすめていますが、しみたり、時間がかかり面倒になって挫折してしまっている方が多いのが実状です。現在、ホームホワイトニングは、アメリカでは、トレー法から過酸化物を含んだホワイトニングゲルがコーティングされたストリップスを歯面に貼る方法が行われているようですが、それでも、薬品を使う限り、知覚過敏は起こり得ます。
『近年の技術が可能にした、早くて痛くないオフィスホワイトニング』
一方、オフィスホワイトニングは、ハロゲンランプから、レーザー、LED光線を応用した加熱装置に、低濃度過酸化水素、ホームブリーチ用過酸化尿素等と知覚過敏症防止薬を併用使用しているため、従来法よりも「痛い」、「しみる」頻度はかなり軽減していますが、「LED光化学に基づくUSA最新、世界最速、7分歯科ホワイトニング」(第31回日本レーザー医学会総会 2010/11/15) のように、歯面を電子冷却する高出力ブルーLED装置を用いた寺田歯科医院のCrystal Cool Whiteningの「痛くない・しみない・早い」高度ホワイトニングですでに実現されてます。なお、高度ホワイトニングとは、歯のシェードスケールで、A1ないしB1の白さ(日本人の平均的な色はA3)になることです。
☞ B1 施術写真参照
『近い将来のセルフホワイトニング』
近年、セルフエステ、セルフネイルと同様に、分割ポリリン酸を使用したセルフホワイトニングがエステサロン等に出現。しかし、このセルフには、やり方によっては、厚労省の薬事法に触れる落とし穴がありますが、近い将来、光化学酸化漂白を応用したホワイトニングが実現すれば、オフィスでも、サロンでも、薬品を使わないペルフリーホワイトニングが、セルフで気楽にできる日を迎えることも夢ではなくなるでしょう。 (2012年1月)
2018年3月現在、アルティメットホワイトニングでは、ペルフリーホワイトニングは実現しています。一方、セルフホワイトニングについては、ネイル、エステサロンの一部で行っていますが、余りホワイトニング効果は期待できません。
当院で行われている代表的なもののいくつかを次に、ご紹介します。なお、一部を除いてすべてが保険適応外のため自由診療になります。また、これらは、症例と患者様のご希望に従って決定しますが、特殊な症例については、できないことがありますのでご了承下さい。
1)金属床義歯(自由診療・特定療養費制度あり)
歯ぐきの上にのせる入れ歯の床の部分が、樹脂と比べて特殊な金属(コバルトクロム合金・チタン合金・金合金・白金加金合金)を使用するので、非常に薄く仕上げることができ、違和感がかなり軽減します。熱の良導体でもあるので、食事が美味しく召し上げられます。また、液体が通過して口蓋粘膜に達するため、より美味しい食事のできる特殊金属床や口腔内乾燥症(ドライマウス)方のために、人工唾液を分泌させる装置をつけることのできる金属床もあります。
2)コーヌスクローネ義歯(自由診療)
バネのない入れ歯の代表的な義歯で、ご自身の上顎、下顎に最低2本以上しっかりとした歯が残っていれば適応可能な方法です。この義歯は、一般の義歯のようなバネはありません。また、入れ歯の動揺が少なく、食物が入れ歯の下に入り込むことがほとんどないので、違和感が非常に少ないのが特徴です。審美感にも優れており、歯への負担を軽減し、歯を長持ちさせますので、残りの歯の本数が少なくなった方におすすめです。上の写真は、当医院のコーヌスクローネ義歯に金属床を応用した症例で、外冠(硬質レジン冠)&内冠に白金加金金属を使用、さらに、人工歯に、白金加金の金属歯を排列した白金加金金属床義歯(俗にいう金床よりも優れもの)です。
3)ノンクラスプデンチャー(自由診療)
金属を使わない目立たない義歯で、特殊な軟性樹脂で作られており、バネがありませんので入れ歯をしているとは一見わかりません。大きさも小さく出来るので違和感も少ないです。ただし、歯周病で歯に動揺が見られる方、粘着質な食べ物や硬い食べ物がお好きな方、歯ぎしり(くいしばり)がひどい方にはすすめられません。
4)磁性アッチメント義歯(自由診療)
当院でも、数多くの症例を扱っている磁性アッチメント義歯ですが、残っている歯(根ッ子だけの状態の歯)に磁石を埋め込み、その磁力で入れ歯を外れにくくさせるという装置です。
5)軟性レジン・シリコン義歯(自由診療)
定期的なメンテナンスが必要ですが、「痛くて噛みしめられない、もっとよく噛める入れ歯がほしい」という方に、最も適している「噛んでも痛くない」と言われている入れ歯です。
6)その他の精密義歯
・チャネルショルダー:機能面、審美性に優れています。歯への負担を軽減し、歯を長持ちさせます。
・スイングロックシステム:曲がっている歯、歯列不正などに対応するシステムです。
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